雨上がりの放物線

究極の三日坊主が居場所を見つけるまでの物語

書評

「複雑系」とは何か-ともすればオカルト

講談社現代新書、吉永良正著。 サンタフェ研究所の内部構造なんて僕には興味ない。出来れば「『複雑系』とは何か」について紙面を使ってくれ。 前に「予測ビジネスで儲ける人々」、や「非線形科学」で少し複雑系には触れていると思うので手短に複雑系につい…

非線形科学-金融の話は出てこない

最近は相場というより相場の裏に広がる構造に興味が湧いている。 少し触れてみて仮説が正しい点と間違っていた点両方見えたので8月は学びに力を入れている。本業やんなきゃってなってるのもある。はあ、卒業出来っかな。 前回の書評を通してある仮説を立てた…

予測ビジネスで儲ける人々-無知と無知に頼るカモ

ブックオフで300円で買えるハードカバー。つまらないところも、わからないところもあるけど、面白くて勉強になる本だった。 この本が伝えようとしている事は一つだけ、第9章のタイトルに出てきている、「確実なのは不確実性だけ」。良いセンスだ。 この本は…

ブラックスワン-あるいはロングショートへの罵詈雑言

タレブ氏の書いた「ブラックスワン(リスクと不確実性の本質)」を読んだ。衝撃だ。彼は僕のやろうとしている戦略を全否定している。アンチ・クオンツというか、アンチ・緩いクオンツだ。順を追って要旨をお伝えしたい。 ブラックスワンとは? 直訳すれば黒い…