雨上がりの放物線

究極の三日坊主が居場所を見つけるまでの物語

ハンズ履歴②

1.5$ NL Hold'em [Fifty50, Turbo]

 1/25,26の収支は0.85 +0.85+1.35+0.57-1.5-1.5 = + $0.62

これで13試合した事になる。全体収支は+$4.30、内4敗。一敗するとその次も落とす性質がある模様。本日の1敗目はリバーにて6アウツを引かれた為だったが、2敗目は序盤で安易にAll-inをコールした。バッドビートを引きずっていたのかもしれない。本日の1敗目の反省を行う。早々に退場したのですぐ終わる。

 

1, 4番目, KhTs, 3BBへレイズ

プレフロップ:2番目リンプ、4番目3BB(90)へレイズ、BB、2番目コール

(ポット270)スタック1410

 KToはそこそこだと思っている4番目なら参加しないくらいかもしれないが、今までの10試合程度で最初ほどタイトになる傾向があると思ったのでレイズで入った。運良く相手一人になった、リンプからのコールなのでこちらと同程度かとTT+はなし、スモールペア、Axs、Kxsやスーコネを想定。

 

フロップ:Kc7hTh、BBチェック、自分CB300、2番目コール、BBフォールド

 まさかのツーペア。しかしCBにコールされた。このウェットな状況で着いてこれるとは只者ではない。一応フラッシュドローとストレートドローはオッズ潰しているのであまり考えなくていいか?このレートでは着いてくる人結構いるのでなんとも言えない。77セットは何故か思いつかなかった。自分77ポケットペアだったらヘッズアップに持ち込みたいはずなのでリンプインはない。自分トップツーペアなのでおそらく今存在できる中では最強のはず。罠でなければ。

 

ターン:Kc7hTh, Jh、自分もう330ベット、相手660へレイズ、自分コール。

 ここは降りても良かった。でも自分フラッシュやストレートならここはコールでもう一度ブラフのチャンス与えるなと思った。ここで終わらせたいという事は自分と同様にセットでなくペア系の強い奴であると考えた。それに自分はフロップでオーバーベットしていてフラッシュドローである確率は低い為ここでリレイズする事でフラッシュを装って降ろせるという思考も透けて見える。それなら負けているのはそっちだぜ。ペア系で負けているのはKJのみ、その可能性は否定できない。なんとなくAKの匂いもした。TPTK。

 後々考えるとこのライン(フロップコールからのターンレイズ)は僕が勉強してモンスターハンドとブラフで使うラインだった。AKだったら確かに適しているかもしれない。ターンまでの状況まで見るとここで降りなかったのは正しい選択なのだが、戦略的にはどうなのだろう。

 

リバー:Kc7hTh, Jh, As, 自分チェック、相手180ベット、自分コール。

KTツーペア vs AKツーペア、敗北。

 最悪のリバーだった。スケアカードにもほどがある。Q一枚あればストレートが出来る。これならKQにも劣る。反射的にチェック。相手中途半端なベット。僕は何故かAKな気がしていたので嫌々ながらコール。もしかしたらこの感覚は後付けかもしれないのでなんとも言えない。-1230。スタックが270へ。

この時相手も嫌がっているのを感じた。鈍い動きで180ベットしていたのでリレイズAll-inも考えたが、ベット270に対してポット3000近くあったのでAKツーペアならコールされただろう。やるなら初めに自分からAll-inすべきだった。

 ターンまで自分勝っていたとはいえ、良くない動きもあった気がする。フラッシュドローとストレートドロー降ろす為とはいえフロップのベットが大きすぎた。リバーもあの状況でベットしてくる奴がトップペアとラグカード一枚しかない可能性はないのでコールすべきではなかった。自分の思考を確かめる為だけのコールだった。450残していればまだ復帰できたかもしれないのに。まあコールしたおかげでこの反省があるとも言えるのだが。

 もしかしたらターンでAll-inすべきだったか。レイズだった時点で全部ぶち込むべきだった。でも弱めフラッシュでも同じ動きする気がするなー。ここ最近で一番難しい綱渡りだった。今回は負けてしまったが、次は同じ状況では手札を広げてフォールド出来るようになりたい。

 

 

 この後に展開は特にない。スタックは270敷かなかったので削られてAll-inしていとも簡単にキャッチされコイントスに敗けた。スーパーショートスタックにもほどがあった。

 次回からハンド履歴の書き方ちゃんとします。

 

 基本的にFiftyはバチバチ打ち合うゲームではない、逃げて逃げてスチール、スチール、リスチールのゲームなのだ。ショーダウンなんて1,2度あればいい。ツーペアとか来るとフツーに勝てるとかなっちゃうよね。一度負けるとエントリー率高くなりそうなので逃げの姿勢を徹底する事誓います。

ハンズ履歴①

Hands History $1.5 NL Hold’em [Turbo, Fifty50] (1/24)

 

 気になった、参加したハンドの初めて履歴出して復習してみようと思います。勉強の一環で。

スタック1500、15/30/0

ハンド番号、ポジション、ハンド、決定

 

10, SB, AhQd, 3BBをコール

プレフロップ:UTGリンプ、CO3BBへレイズ、SBコール、UTGフォルド、ヘッズアップ

(ポット375)

 UTGは小さめスーコネかなんかか、ミスったか。COからレイズはスチールのつもりかもしれないのでリレイズも考えたが、相手ショートスタックだったのでポットコミットされてAll-inは嫌だったのでコール。

 

フロップ:9s8h3d, CO275ベット, SBフォールド

 レインボー、ドライ。COなのでストレートも捨てきれない。ビッグポケットなら前リンパーいたら少し高めにしそうなのでそれも無し。相手のベットはよくわからんかった。1100近くから275持ってきてるので刺激すると怖い。Qはアウツか微妙。アウツAのみと考えて序盤でブラフは効かなそうなのでフォールド。後悔無し。自分1215。

 

 

14, CO, Ah7h, リンプ

プレフロップ:リンプ7人、マルチウェイポット

(ポット420)

前にリンパーたくさんいた。A7sはCOで悪くないが全員下ろすのは厳しい。ミスったら死活問題。安くフロップ見てナッツフラッシュならもらう予定で入った。

 

フロップ:3sAc4h

 レインボー。ややウェット。52は少し考えつらいのでまあ安全。トップペアヒットだが、7人いるのでベストハンドとは思えない。全員チェックで回る。

 

ターン:3sAc4h, 2d

危険信号。非常にウェット。A5s, K5s, Q5s, 55ありうる。全員チェックで回ったのでやや油断。ポット広げるつもりみんな無いのかな。

 

リバー:3sAc4h, 2d, Jh

 ほぼラグカード。自分の一つ前が突然120ベット。相手一番のビッグスタックなので信用できんかった。Jヒットかと思い自分コール。おそらく思いっきりレイズ掛けたら降ろせたが、後ろが怖かった。後ろで誰かレイズあれば一目散に逃げる予定。しかし起きずにショーダウン。相手A4oツーペア。-180。

 これは若干後悔。ベストハンドで無いのはほぼ分かっていた。マルチウェイポットでのリバーベットが何かのブラフである訳がなかった。自分1005。

 

レベルアップ40/80/5、自分1005、危なくなってくるがまだ平気。

15, 4番目, JcJd, 4BBへレイズ。

プレフロップ:自分4BBへレイズ、全員フォールド

 ここはフロップなんか見たくなかった。AKQどれ出てきても怖いし、後ろ全員確実に降ろしたかったので高めの4BBへ。さっき一人だけ120カモられたのでティルトっぽく映ったかもしれない。ここでAll-inしなかったのは賢明。全員フォールドで+160。1165。

 よく考えたらここだけレイズ額が違った。オリジナルレイザーなのに。乗って欲しく無い感がバリバリ出てる。3BBで行くべきだった。AAやKKなら絶対3BBにしてる。乗って欲しく無いハンド、Ax、JJ以下に限られてくる、これは良く無いレイズだった。

 

レベルアップ50/100/10、スタック1065、危険なう

19, KsQd, BB, All-inコール。

プレフロップ:BTNがAll-in(980)。SBフォールド。自分KQoでコール。

 これは犯罪ギリギリだった。全員フォールドからBTNが長く時間取っていたこと、加えて彼は数ハンド前でスタックを1/3減らしており落ち着いていない、今まで自分はAll-inは全て降りている、というかブラインド守るのに執着が無い感じ出していたので、KQでゴーサインを出した。今までで最大の戦い。

 KQo vs Q8o

 ドミネイト。7対3くらいで自分有利。本当は生死が掛かった戦いはポケットペア以外でしたくない。まあ77 vs AKとかよりは確率高いので許す。相手に想像以上になめられてたみたい。フロップで6ペア、ラグカード3枚でダブルアップ。2165。

 

22, CO, AdQs, リンパーに対し4BBへレイズ

プレフロップ:一つ前(三番目)がリンプイン、自分レイズ、相手コール

(ポット1020)

 コールされるとは思っていなかった。AQoはヘッズアップのがずっとうまく動けるので大丈夫。

 

フロップ:8dKsKd

 ペアボード。相手リンパーなのでスモールペアか、8持ちで無ければすぐ下ろせる。こちらレイザーなのでK持ちからビッグペアまでありうるので有利だと思った。相手チェック、自分400ベット、相手フォールド。2705。

 相手が先にベットしてきたらコールしてセカンドバレルなら降りるつもりだった。僕がこの状況で相手の立場、かつ「ブラフすっか」ってなった場合、フロップはC/C、ターンビビって動いてこなかったらリバーベット。ターンもインポジションから攻められたら降りる、てかまずプレフロップで降りるわ。

 

26, BB, Qh5h、チェック

プレフロップ:ボタン2BBへレイズ、BBのみコール。

(ポット645)

 2BBはスチールするには弱すぎると思った、よって罠に嵌める気か、もしくはどうしてもスチールしたいけどリスクは踏みたくないかのどっちかだと思った、よってコール。

 傍目からみるとこうなのか、と思った。自分はビビリスチールはしないようにしようと誓った。

 

フロップ:4s7dJc

 レインボー、ストレートもほぼなし。自分チェック。相手120ベット。自分コール。どう考えてもベット額は少なすぎた。自分は絶対こんな事はしないぞと誓った。

 

ターン:4s7dJc, 4h

 両者チェック。相手チェックした時点で何がリバーに出てもベットしてやるぞと思った。ボトムペアでも持っていたらフロップはもっと攻めてこれると思うので、ここでのチェックはほぼ想定済みだった。ベットされたらよくわからないので降りるつもりだった。

 

リバー:4s7dJc, 4h, 9d

 自分600ベット。相手フォールド。相手が何かはわからないがQハイで885取れると気分が良い事がわかった。イメトレしたラインを初めて運用して成功した。ベットもビビらず適正額あたり打てた。今回は根気のあまり無い相手で良かった。3035。

 

残り2,3ハンドをフォールドして過ごし、+$1.38の収支。

 

統計:

33 プレイハンド フロップ確認:
- スモールブラインド時: 1/5回      (20%)
- ビッグブラインド時: 3/4回      (75%)
- 他のポジション: 5/24回      (21%)
- 合計9/ 33      (27%)

ショーダウンでのポット獲得 - 2/ 3      (67%)
ショーダウンなしでのポット獲得 - 3

 参加率思ったより高かった、今回はやたらリンプする奴がいたのでそいつのせい。まずはタイトに、教科書通りに勝てるように。本日はFiftyのみ7試合行い、収支は+ $3.88。6maxの時も最初は調子良かったので結果は気にし無い。そんな事より6-max, Turboより楽に戦える、5人残るので責任転嫁する相手が多い。チップリーダーさんお願いしますて感じ。こいつで教科書を学び、プレイマネー50kヘッズアップでテクを磨く予定。100試合くらいして結果見てみましょう。6-maxはハンドリーディングもっとずっと磨かんと安定感は出なさそう。

フィル・ゴードンのポーカー攻略法 入門編②

 ってか2chで「ポーカー初心者の俺が50ドル〜1000ドル目指す」っていうスレを昼飯食べながら読んでたんだけどこいつすごすぎるますね。ポーカー強いっぽい結果出てるのにバンクロール管理が全く出来てない。

 高度な論理(本能?)と狂気が完全に共存してやがる。すごいな。こういう人には憧れる。大成功するとしたらポーカーが面白すぎてこういう行動できる人だから。僕には難しいな。ちまちま一歩ずつ勉強して、新技試して手札増やして、少しずつ強くなっていきたいです。

 

4章 ターン

 あんま内容ない。てかこれはプレフロップとフロップの物語で千変万化するから当然だ。

 スケアカードが落ちた時、主導権は手放そう。アクションを沈静化させ、チェックコールに留める事でブラフのチャンスをなくす。

 昨日だかに書いたフロップでコールに留めたのちのターンC/Rはそれだけ強い存在となりうるみたいだ。ちなみに、フロップとターンでベストハンドが入れ替わる確率は20%らしい、どんな計算だよ。

 自分がベストハンドだと思ったらポットを奪い取る。相手が上級者なら特に。リバーに落ちるカードをあらゆる手段でスケアカードに見えさせる技術を持っている可能性があるから。

 確かに、カードが5枚もあればつながりなんてのは見えてくるものだ。まあ4枚でも変わらんかもだが。

 

5章 リバー

 リバーでのベットは無駄な事も多い。弱い手には降りられ(ブラフするチャンスを与えずに)、強い手には乗られて奪われる。リバーでベットするのは強い手か、相手のハンドが見え見え(例えばフラッシュドロー崩れ)で自分が何もない時とかにしよう。

 ベットは弱い手に乗ってもらうか、強い手を降ろす為に。

 

6章 テル

 つまらない。あんまり信じられないな、逆手にも取れるし、すくなくとも今は。そういうのを解釈する頭はないので、テーブル上で起きた事を解釈できるようになりたい。

 

7章 トーナメント戦略

 序盤:タイトに、コイントスは避ける。

 完全に同意。イメージをつけると同時に、死ぬのを避ける。AKでAll-inなんて信じられない。スチールも効果小さいから狙わないでいい。ポットは素早く奪い去る。

 中盤:スチールか、リレイズスチールか

 タイトなテーブルではスチール。ルースならリレイズスチール。ありがとうございます。

 ビッグスタックになろう。そしてミドルスタックから削り取ろう。バッドビートを許せるようにビッグスタックになろう。楽しいぞ。

 スーパーショートスタック戦略は読んでて面白かった。ファニーの意味で。もちろん勉強にもなるが。

 

8章以降 特になし

 ガス・ハンセンかっこいい。最近はダニエル・ネグラヌもかっこいいと思う。スモールボールっておしゃれだよね。うまくやりたいなぁ。でもSNGみたいにショートスタック(僕の気分の中では)だと怖いんだよな。

 

 次はステップアップポーカー読みます。

フィル・ゴードンのポーカー攻略法 入門編①

 大体修士論文が書き終わったので今日はサボってポーカー本読んでポーカー動画みてゆっくり過ごすことにする。本読むのは好きなのでワクワクだ。真面目に研究室行って修論修論発表資料作ってるみんなごめん。オレは昨日今日と全くやる気がない。

 

 一冊目は「フィル・ゴードンのポーカー攻略法 入門編」。Phil Gordon’s Little Green Bookの名で知られた代表的な書籍だ。表紙にフィル・ゴードンと思わしき頭良さそうなイケメンが載っているが、こいつがどれだけ頭いいのかこれから見ていこう。内容あまり書くと良くないので感想と気になった部分のみ。

 

1章 ポーカーの真理

 大それた題だな笑。漠然としたことについて語っており大したことは書いて無いが、全てについて語っているということもできる。

  • ポーカーは一人でやるゲームではない。オレと、そして相手の両方を見、コントロールする必要がある。
  • オレの手札を読ませず、相手の手札を読む。
  • アクションに理由を持て。アグレッシブであれ。
  • カモからカモれ。(カモの左側に座れ。)
  • アチェンジ(自分の思考法を相手に悟られない)

 

2章 プレフロップ

 プレフロップでの行動の是非。まあ大体学んだ通りだった。前にリンパーがいる際の戦い方は勉強になった。

  • 前にリンパーがいる場合はベット額上げる必要がある。
  • 前にリンパーいたら広いハンドレンジ(スーテッドA、スーテッドコネクタ、スモールポケット、ミドルポケット)でコールしてOK(多人数ポットで安くフロップ見て噛み合った時に大きくもらう)。多人数ポットでトップペアローキッカーは気をつける。
  • レイトポジションでアーリーとのヘッズアップはフロップ次第では楽しい。自分ローカード2枚。アーリーからのレイズはビッグ~ミドルポケット、AK、AQくらいに限られる。そこでフロップJ85レインボーなんて出ようものなら相手方は本当にやりづらい。(ただし、自分のテーブルイメージとブラフ技術はおそらく必須になってくる。)

 

3章 フロップ

 フロップでの動き方。ここからが読みたかった事。

・フロップ上でペア出来たら最初にベットした奴が勝つ。1/3から1/2ベットしよう。リンパーが相手時に特に有効(Aを持ってる可能性が低いから?)。

どうだろうか。インポジションの相手はジャストコールしてターンフローティング又はレイズのブラフがあるし、これは眉唾ものだ。まあやってみる価値はある。

  • ビッグドローはAll-inあり。ストレートフラッシュドロー、フラッシュドレオー+オーバーカード、ストレートドロー+バックドアフラッシュドロー+オーバーカード2枚、フラッシュドロー+ワンペア。やるなら自分からAll-inが良い。
  • フロップ2ペア、フロップセット、フロップトリップス、フロップストレート、フロップフラッシュ、フロップフルハウス、フロップフォーカードの戦い方は非常に助かった。
  • ドローのみを理由としてベットするのは見破られて死ねる。(主導権、ポジション、相手のフォールド、C/R率、相手のハンドレンジ、テクスチャ)

$1.5 NL Hold’em [Turbo, Fifty50]①

 久々に1.5SNG[Turbo, 6-max]やったら3回連続3位で終わり、-$4.5 になってすごく落ち込んだので心気一転、Fifty50に参加してみました。理由としては序盤は多人数ポットが多いためナッツ待ち大会になりやすく、かつ終盤は僕にはプレッシャーが強すぎます笑。3人しかい無いから責任転嫁に限界があるんですよねー。

 もう少し序盤でヘッズアップに持ち込む技術、かつその場でベストハンドを降ろす技術を勉強しないと。ショートハンドはプレフロップで結構ガンレイズしないとハンドレンジ見えない気がします。まだまだですね。

 

 Fifty50に5回挑戦し、2位、8位、10位、4位、4位。そこそこですね。初めてにしては自分なりに立ち回り方掴みながらできたと思います。10位の時も決してミスで落ちた訳ではなく、QQでAK相手にリバーでAが落ちて負けたんです。まあいい訳ですが。収支1.35 + 0.53 - 3 + 2.09 = + $0.96

 

印象

タイト、ハイカードの価値が高い

 アーリーポジションからレイズするならポケットペア、AQ+が必要。リレイズ入ったら77+、AK+でなければ捨てることにする。スーテッド、コネクタの価値は著しく下がりエントリーできない。9 ~ 10%の参加率。

スチール

 ボタンレイズは時たま反撃を喰らうが、積極的に行うべき。ショートハンドとは異なりクズ手では参加してこないのはわかっているので積極的に狙う。カットオフくらいからの方がいいか。後半のスチールは非常に大事。前半はいい手でのみ。

リスチール

 Axs、KT、JTsなど、レイトポジションでレイズは出来るがリレイズには耐えられないカードが存在する。ボタンレイズならSB、BBから反撃することも可能。BBからならSBフォールドが条件。SBからやった方が信頼性が高い。

ブラフ

 フロップはヘッズアップの状況が多い。ブラフは非常に重要。インポジションではCBは目をつぶって打つ。アウツが少しでもあれば相手のアウトオブポジションのCBはコールし、ターンで当てようが外そうが相手チェックにはフローティング。相手アグレッシブならベットに対しレイズもあり。これでコールされたらほぼ本物の完成した手に直面。トップペア降ろせるくらいこのレイズは強力。

 アウトオブポジションでCBは打たないでもいい。自分より上の手にのみコールされる。やるならフロップチェックコール、ターンチェック、相手チェックならリバーベット。相手セカンドバレル打ってきたら相手のアグレッシブさに応じてレイズ又はフォールド。ターンコールはリバーでまた攻められめんどくさい。

  

オールイン

 プレフロップ一発目All-inは避ける。勝ってる手にのみコールされるし、降りられた時ポットは無いに等しい。プレフロップでAll-in行っていいのはQQ+か、相手が絶対に来ないとわかっている時のみ。SBからのBBスチールも3~4BBあれば事足りる。All-inでスチールしてた人いるけどあれは絶対におかしい。プレフロップAll-inにたいするコールはほぼしないでいい。AKなんか捨てちまえ。QQ+のみ。相手によってはTT+まで。

生き残りが一番大事。スタックの量は二の次。

ヘッズアップトリック(1/22)

フロップにおいて

オーバーカード2枚 + フラッシュドローならレイズ、リレイズ、All-inまで許される(ターンでは不可)

 

例)インポジション

自分(BTN):AsKs

相手(BB):不明

プレフロップでBTNが3 BBベット、BBコール。

フロップ:9s 6h 4s

 

 この状況で相手チェックなら自分はポットの60 ~ 80 %ベット、相手レイズなら自分大きくリレイズ。出来ればフロップで判断を終わらせたい。

 相手チェックなら相手は何も無いか、自分と同じドローか、トップペア以上を決めてチェックレイズを図っているか。前二つに対してはこのベットで降りてくれる。後の一つに対してはこちらはトップペアに対して15 outs(3枚のA、3枚のK、及びs9枚)、リバーまで見に行く前提ならば(ターンまで続いたならば意地でも見に行く)60 %の勝率がある。よって、チェックレイズを食らったならばリレイズして、All-inまで持っていってよい。確率上ではこちらが勝っている可能性が高い(セットや9以上のポケットペアが相手でも9 outs、36 %の勝率(AやKのポケットペアならさらに下がるが、プレフロップで相手コールよりほぼ除去できる。) )

 

 アウトオブポジションでも同様、出来ればフロップで判断を終わらせ降りるか、リレイズしてもらいAll-inに持って行く。持っていけたらこちらの勝率が高い。問題は、ジャストコールされ、かつターン外した場合。インポジションなら相手チェックこちらもチェックか、相手のベットに対してコールすればよいので(相手から見るとこちらのレンジはビッグポケットペアまであるのでそこまで大きいベットはない)いい。アウトオブポジションでターン外した場合、勝率は30 %と下がり、かつベットを緩めた場合こちらのハンドは「めちゃくちゃ強くてチェックレイズを狙うハンドかまだ未完成のドローか」に制限される。

 ここだけは不明、相手はトップペアを持っている可能性が高く、かつターンでフラッシュは無かったのでベットして降りてくれる可能性はなさそうだ。チェックで相手に警戒してもらうのが吉か?

 

反省:

 アウトオブポジションではチェックが吉だと思う。チェック→チェックならフリーカード一枚もらえ、それでプレッシャー少ない中判断できる。相手ベットならチェックレイズでほとんどの手を降ろせる(ただのベットに対するコールよりコストが高い)。これで降り無い相手はトップペア以上である可能性が高く、その場合このフロップを見て一刻も早く終わらせたいと感じている可能性が高い。よってそいつはコールよりリレイズを選び、こちらAll-in。これでターンでの難しい判断を避け、数学的に正しい決断を行える。

ヘッズアップトリック(1/19)

ポジションある時のみ使えるトリック

 

フロップに同スート2枚

例Qh8s6h (h:ハート、s:スペード、c:クラブ、d:ダイヤ)

 

 相手がポットの60 %ベットした場合発動。ヘッズアップである、もしくはアーリーポジションからの相手のこのベットによりヘッズアップになった時を想定。

 これはほとんどの場合、フラッシュドローを指す(この場合ハート2枚である確率大)。もしくはミドルペア以下。

 なぜならトップペアである時、この盤面は一刻も早く終わらせたいので、論理的に考えてポットの120%程度打ち込んで相手を下ろす必要がある(フラッシュドローを引き離す為)。よって、相手はトップペアではないと考えられる。

 

自分:リレイズ(相手のレイズ額の3倍程度)

これはトップペアであることを主張する攻撃。手札によらずやっていい。

 

相手50%コール、50%フォールド(仮定)。

ターン見てスート違う場合、相手おそらくチェック。ここでオーバーベット(All-in)。ハートが出る確率は25%以下なのでフラッシュドローであるなら80 %以上のプレイヤーは降りる。

 

計算:

プレフロップ:相手3BBレイズ、自分コール

ポット6BB(アンティ略)

 

フロップ:相手4 BBベット、自分12 BBリレイズ

(ここで相手フォールドなら、自分7 BB獲得)

フロップ:相手コール

ポット30 BB

 

ターン:ハートが出た場合、損失15 BB(25 %)

ターン:ハートが出なかった場合、相手チェック、自分35 BBベット

(相手フォールドなら 15 BB獲得)

 

リバー:ハートが出た場合、損失50 BB(25 %)

リバー:ハート出なかった場合、コイントス(50%)、期待値ほぼ0

 

1回目と2回目における相手のフォールド率を50%、80%とすると

プレイ期待値:(7 × 0.5) + (- 15 × 0.5 × 0.25) + (15 × 0.5 × 0.75 × 0.8) + (- 50× 0.5 × 0.75 × 0.2 × 0.25) + ( 0 × 0.5 × 0.75 × 0.2 × 0.75) = 4.8125 BB

実際はアンティや、他の参加者のベットによりポットはもう少し大きいので、約プラス5 BBの期待値を持つプレイだとわかります。

 

 

 同スートが2枚落ちたフロップにおける60 %ベットは明確なミス(ハメ手でなければ)。アーリーポジションからはチェックが正しい。相手にベットされて付いて行くのが吉。これなら相手は自分がスロープレイをしているのか、ミドルペア以下なのか、ドローなのか、何もないのか判断する事ができない。スロープレイの可能性があるのでツーペア及びトップペアトップキッカーも否定しきれない。

 

 これは自分の手札に依存しないトリック。このように、相手の手札さえ正しく想定できれば自分の持つ手札に限らず無条件に勝てる(勝てる可能性のある)トリックが存在する。ただし、一回しか成立しない。相手の力量によっては逆に嵌められる可能性もある。ポーカーは不完全情報ゲームである為、相手の裏を読み続ける事で無限に高次なメタゲームを作りうる。

 これは$1.5Sit and Goで機能しうるレベルの低いトリックの一つ。