ロング・ショート試作品改善点
前回作った試作品には多くの疑問というか改善点がありますね。今回はそれを列挙してみます。
①アサヒとキリンはペアとしての要件を満たしているのか。
まず要件が不明確です。考えられるのは規模、日々の取引高、売上、利益率とかですかね。
②標準化の基準は標準偏差でいいのか。
市場からの引っ張られ具合にはβ(インデックスとの相関係数的な)という値がよく使われるようで、標準偏差よりもこちらの方が適任かもしれません。でもβ値って賭け金の大きさで変わるから違くないかとも思います。どうしましょうね
③250日分のデータでいいのか。
これはおそらくどんなタイムスケールで取引するのかにもよるでしょう。ですが250日分というのは明らかに季節効果を取り除けてません。ビールは夏売れるので今の時期株価は上がりそうですね。理想的には長期(10年スパン?)と短期(250日?)を組み合わせて現状把握とタイミング決定を考えていくべきでしょう。
長期の時系列データってどこで取れるんだろう?
④乖離率上昇の原因
前回の記事では乖離率が高い=チャンスと単純に結びつけましたが、そもそもなぜ増加したのでしょう?どちらかの企業ファンダメンタルの変化による恒久的な増加なのか?それとも英国離脱によるパニックが原因の一時的なものなのか?この原因は「乖離率が元の水準に戻る」見込みがあるのか左右するので考えなくてはなりませんね。ここが一番決定的だと思います。
⑤リスクとリターンの予測
チャンスがある、買う!だけじゃダメですよね。きちんと儲けと危険性の評価をしましょう。うまくいった場合のリターン予測はある程度できる気がするんですがリスクはどうしましょうね、、、